これはスタンフォード大学の心理学者、
フィリップ・ジンバルド教授によるおもしろい実験です。
街の中で比較的治安のよい場所に、
ボンネットを開けっ放し状態の1台の自動車と
ボンネットも開けっ放しにしたうえ、
窓ガラスを割れた状態にした1台の自動車を
1週間放置したままにしておきます。
すると、ボンネットを開けただけの自動車は、
何も変化は見られませんでした。
しかし、ボンネットを開けっ放しにして、窓ガラスも割れた状態
にした自動車は、何と、10分後にはバッテリーが持ち去られ、
続いてタイアもすべて持ち去られたのです。
さらに、落書きや破壊が行われて、
1週間後には完全にスクラップ状態にまで破壊されたのです。
この実験でわかるように、窓ガラスを割った状態をプラスする
だけで略奪や破壊される可能性が高くなります。
しかも略奪や破壊活動は短期間のうちに、
エスカレートしていくということがわかりました。
壊された窓という言葉から、
ブロークンウインドウ理論=割れ窓理論と名付けられました。
例えば、空き地でゴミや廃品などが捨てられて
汚い状態にしていると、短期間でもっとひどい状態になります。
逆にいつもきれいにした状態にしていると、
ゴミはなかなか捨てられません。
あなたのお家の周りやお部屋はきれいにしておりますか。
汚い環境にしておくと、幸運や金運が訪れません。
もうすぐ年末がやってきますが、
あなたも幸運や金運を引き寄せるために、
お部屋のおそうじをしっかりしておきましょう!
【関連する記事】