と母親からよく言われたものです。
あなたもそうした経験はあるでしょう。
日本人が牛乳をよく飲みだしたのは、
戦後の学校給食がきっかけであります。
それもアメリカから送られてきた脱脂粉乳に
水を加えたものを牛乳と思って飲んでいたのです。
本来、食品衛生法によると
牛から搾った生乳100%のものを「牛乳」といい、
それ以外は、加工乳、乳飲料、部分脱脂乳に分類されます。
そして、スーパーなどで売られているものは、
牛乳でなくほとんどが加工乳のたぐいです。
では、これら加工乳はどのようにして
作られているのでしょう。
まず、普通の生乳をバターと脱脂粉乳と水に分離し、
それぞれ保存します。
そして必要な時にそれらを調合して還元乳を作ります。
この時にカルシウムを添加したり、
バターの量を少なめにしたりして、
カルシウム入りの加工乳や低脂肪乳が作られます。
ただし、ヨーロッパでも低脂肪乳(低温殺菌)はあるが、
生乳から脂肪を取り去ったものなので
日本のものとは根本的に違います。
では、どうして一度バター・脱脂粉乳・水に分離したものを、
あとで再び還元するようなことを行うのでしょうか。
理由の一つには分離しておけば長期保存ができ、
需要の多いときには大量の供給がしやすいからです。
そして最大の理由は、原価の安さなのです。
メーカーが生乳を購入する場合、
飲料向け(牛乳になるもの)だと1kg95円とします。
ところが加工乳用だと1kg60円くらいの
安さで購入できるからです。
このように、安く購入した生乳を分離し、
必要な時に、牛乳に似た加工乳や乳飲料が作れるのです。
そしてスーパーなどの安売りの目玉になっても
メーカーは利益をしっかり確保できるから加工乳や
乳飲料に力を入れるのです。
最近、ノンホモジナイズの牛乳を30%OFFで売られていたので、
買って飲んだところ加工乳と違いすごく美味しいですね。
もちろん定価は高いのですが賞味期限が近づいていたから安くして
いたのです。
もともと、ノンホモジナイズの牛乳は賞味期限が短いのです。
これは自然なことであり、賞味期限が長い加工乳が問題で
あることを消費者は認識しなければなりません。
本来ならこのようなノンホモジナイズの牛乳が店頭に
たくさん並んでいなければならないのに、誠に残念である。
ノンホモジナイズの牛乳をもっと消費するようになれば、価格も
少しは安くなると考えます。
それによって、牛乳の生産者の方も恩恵をうけることができる
のです。
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