入り方を間違えると大変なことになりますよ。
入浴中に亡くなられる人は、全国で1万4000人位と
推定されています。
また、浴槽でおぼれて救急搬送される人は
冬場に圧倒的に多いのです。
年代では、70〜80歳代で多く発生しています。
入浴に関しての事故はいろいろあります。
やけど・・・・・熱い湯で起こる
転倒・・・・・・浴室の床ですべる
おぼれる・・・・飲酒のあとに入浴したり、浴槽で居眠りしておぼれる
脳血管障害・・・入浴中に脳梗塞や脳出血が起きる
循環障害・・・・入浴後に、めまいや起立性低血圧(立ちくらみ)
心臓発作・・・・入浴中に心筋梗塞や不整脈が突然起きる
など様々な要因が重なって起きるようです。
例えば、湯につかっているときに脳梗塞が起こり、
意識を失っておぼれる。
浴槽から出るときに立ちくらみが起こり、
ふらついて転倒するなどの危険性があります。
特にお年寄りの方は、高血圧・糖尿病・高脂血症などの
生活習慣病をもっているので注意しましょう。
家庭では、一人で入浴することが多く、
事故の発見が遅れやすいのです。
安全に入浴するためには、次のような注意が必要です。
入浴前・・・水分を補給する・脱衣所や浴室を暖めておく
家族に一声かける。
入浴中・・・掛け湯は浴槽の湯よりもぬるめのシャワーで
体を湯にならします。
40℃くらいのぬるめの湯で半身欲にする。
湯につかる時間は、合計で10〜15分間にします。
浴槽から上がるときはゆっくりと出ます。
入浴後・・・水分を補給し、しばらくの間、いすに座ったりして
安静にします。
体が温まる入浴は、冬の楽しみの一つです。
しかし、注意をして入浴しないと、思わぬ事故が起こります。
特にお年寄りや生活習慣病のある人は気をつけて下さい。
尚、この冬の時期に温泉地の露天風呂に入る機会もある
と思いますが、外気の温度と温泉の温度差が大きく、
温泉のお湯も温度が高めなので、十分に気をつけて下さい。
では、あなたのおじいちゃんやおばあちゃん、
お父さん、お母さんにもよろしくお伝え下さい!
【関連する記事】