手足を動かしたり指先に力を加えたりするときに
なくてはならないものです。
爪は皮膚のもっとも表面の角質層という部分が変化したもので、
髪の毛と同じタンパク質の一種であるケラチンからできています。
爪が一日に伸びる長さの平均は成人で0.1ミリ程度であり
左右の差はありません。
但し、一般的に高齢者より若い人、
冬より夏の方が早く伸びると言われる。
健康な爪は、薄いピンク色をしており表面も滑らかである。
しかし、体が貧血の時には爪下の色は赤みが減少し、
爪は血色が悪くなり青白く見えます。
体調が悪いときなど、この爪の色がピンク色で、
体温が暖かければ、とりあえず大事に至らないなど、
緊急度の評価法の一助ともなるそうです。
よく「三日月状の白い部分(爪半月=そうはんげつ)が
小さいとよくない」といわれますが、
医学的な根拠はありません。
爪の縦じまは、老化現象の一種であり心配いりません。
横じまは、過去に発熱や体調不良、甘皮(爪の根元の薄い皮)
の損傷や爪の周りの皮膚炎などの影響で、
珍しいことではないという。
ただし、爪や指の先が盛り上がってきたり(ばち状指)、
反り返ってきたり(スプーン爪)すると要注意です。
このようなときは、病気が隠されているかも知れないので
皮膚科などの専門医に診てもらいましょう。
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