2008年11月21日

ピロリ菌について勉強してみましょう

ピロリ菌は、1983年にオーストラリヤのロビン・ウォレンとバリー・マーシャルという医師が胃からの分離培養に成功し、ピロリ菌が胃の中に生息していることを発見したのです。

その後さまざまな研究から、ピロリ菌が胃潰瘍などの病気に深くかかわっていることが明らかになりました。

ピロリ菌は胃の粘膜に生息しているらせん形をした細菌です。

ピロリ菌の正式な名称は、ヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori)です。

ヘリコバクターのヘリコは、らせん形(ヘリコイド=hericoid)から命名されており、ヘリコプターのヘリコと同じ意味です。

ピロリ菌は、一方の端に鞭毛と呼ばれる毛が4〜8本付いていて、活発に動きまわることができます。

胃には、胃酸(強い酸)があるために細菌が生息していないと考えられていました。

しかし、ピロリ菌はウレアーゼという酵素をもっています。

この酵素を利用すると、ピロリ菌の周辺をアルカリ性の環境にすることができ、胃酸を中和することによって身を守っているのです。

このようにピロリ菌は、優れた能力を有しているとしかいいようのない細菌である。

感染経路もまだはっきりとわかっておらず、口からの感染が大部分ではないかと考えられています。

日本国のピロリ菌感染率は、上下水道が十分に完備されていなかった時代に生まれた団塊の世代以前の人で約80%前後と高いのです。

反面、若い世代の感染率は年々低くなり、10代、20代では欧米とほとんど変わらないという。

衛生環境が整った現代では、ピロリ菌の感染率は著しく低下しており、あまり神経質になる必要はないといわれています。

2005年に、ヘリコバクター・ピロリの発見の功績によって、ロビン・ウォレンとバリー・マーシャルに対してノーベル生理学・医学賞が授与されています。


posted by porigucci at 22:12| 福岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・美容 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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